封神演義

中国明代に成立した全100回からなる小説。「封神伝」「封神榜」「封神榜演義」ともいう。元は中国庶民に伝えられる娯楽文学であり、著者は不明。撰者は許仲琳の説や陸西星の説がある。古代中国における殷と周との戦いをベースに、神仙や妖怪が活躍する。

黄天化【こう てんか】
黄飛虎の次男。玉麒麟を乗騎。三つの時に川に落ちたが、道徳真君に助けられ、その下で修業する。黄飛虎が西岐へ帰投する時、その助けに現れた。莫邪の宝剣、鑽心釘、火竜ヒョウなどを使う。孔宣の西岐征討で高継能に殺された。

陳庚【ちん こう】
孔宣の西岐征討で先行官を任じられたが、黄天化に討たれた。

中国史

始皇帝【しこうてい】
中国、秦の初代皇帝。名は政。紀元前221年戦国の六国を滅ぼし、初めて中国全土を統一、自ら皇帝と称した。郡県制を施行して中央集権化を図り、焚書坑儒による思想統制、度量衡・文字・貨幣の統一、万里の長城の増築などを行なった。【大辞林】

楊貴妃【ようきひ】
中国、唐の玄宗の妃。才色すぐれ歌舞をよくし、初め玄宗の皇子の妃となったが、玄宗の寵愛をうけて第二夫人の貴妃とされた。楊氏一族もみな高位にのぼった。安禄山の乱を逃れる途上、官兵に縊死させられた。白居易の「長恨歌 」をはじめ多くの詩や小説の題材となった。【大辞林】

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