うぃあ津軽衆/津軽言語学/辞典:ら行・わ行
津軽弁辞典:ら・わ行【24語】
ら
- らんきたがり(乱気集り)[lankitagali’]
- 名 興奮して発狂する人。【派】らんきたがる(動)。
- らんきたがる(乱気集る)[lanki’tagalu]
- 動 <自・五段>興奮して発狂する。【派】らんきたがり(名)。
り
る
れ
ろ
- ろぉ[lo’:]
- 口語 あきれて、「それみろ」、「あれまぁ」。【例】そったらに・食って・ろぉ=そんなに・食べて・あれまぁ。
- ろが(廊下)[lo’ga]
- 名 廊下。【例】ろが・はっければ・まねよ=廊下を・走っては・いけませんよ。
わ
- わぁ(吾)[wa’(:)]
- 名 (一人称単数)私、僕。【複】わぁんど、わんだい、わぁだぢ。【同】おら。
- わぁだぢ(吾達)[wa(:)da’zi]
- 名 (一人称複数)私たち、僕たち。【単】わぁ。【同】わんだい、わぁんど。
- わぁんど(吾等)[wa’(:)ndo]
- 名 (一人称複数)私たち、僕たち。【単】わぁ。【同】わんだい、わぁだぢ。
- わがねぇ[waga(n)ne’(:)]
- 口語 ①わからない。②かもしれない。(=~がもさねぇ)【例】あめ・ふるがも・わがんねぇ=雨が・降るかも・しれない。【参】南部弁では「駄目だ」を意味する。
- わげもの(若げ者)[wagemo’no]
- 名 若い人。【対】としょり。
- わたわたど[watawatado’]
- 副 一心不乱で動作にスピードがある様子。【例】わたわたど・あさいで・行った=急いで・歩いて・行った。
- わっつど[wa’ttsudo]
- 副 思い切り、ガツンと。
- わへる(忘へる)[wahelu’]
- 動 <自・下一>忘れる。【例】わへりゃ・まい・ど・おもって=忘れては・いけない・と・思って。
- わや[waya’]
- 副 だいぶ、すごく。(青森以北で用いられる)。【派】わやだ(形動)=随分な。【同】たげ。※強調時は「わ」に力を込める。
- わやだ[wayada’]
- 形動 だいぶ、随分な。(青森以北で用いられる)。【派】わや(副)=すごく。【同】たげだ。
- わらし(童)[walashi’]
- 名 子供。【複】わらはんど[walaha'(n)do]。
- わんか(僅か)[wa’nka]
- 副 少し、わずか。「わんつか」の省略形。
- わんじゃっと[wa(n)ja’(:)tto]
- 副 故意に、わざと。【例】わんじゃっと・だねぇ=わざと・だよ。
- わんじゃわんじゃ[waja’wa(n)ja]
- 副 わざわざ・【例】わんじゃわんじゃ・そ・さね・しても=わざわざ・そう・しなく・ても。
- わんだい[wanda’i]
- 名 (一人称複数)私たち、僕たち。【単】わぁ。【同】わぁんど、わぁだぢ。
- わんつか(僅か)[wa’(:)ntsuka]
- 副 少し、わずか。【同】わんか。【例】まま、わんつかでいいはんで=ご飯は、少しでいいから。
を
ん
- んだ[nda’]
- 口語 そうです。(疑問形で)そうですか?
- んだっきゃ[nda’kkya]
- 口語 そうだよね。
- んだんず[nda’nzu]
- 口語 そうなのよ。(疑問形で)そうなのですか?
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